このコースはNLPの基本的な考えや、スキルをベースに、クライアントのさまざまなニーズに対応するようにデザインされています。
ベースとなるものはNLPのプラクティショナーで理解しうる内容のスキルが中心です。アウトカム、効果的質問、メタモデル、タイムライン、メタポジション、サブモダリティーなどです。
NLPは柔軟性を最も大切にします。ですから、クライアントへの働きかけに際して、柔軟な対応が図れるかどうかが大切です。そういう観点から、アドバンスコースは、NLP以外の多くのスキルを学んでいきます。
積極的傾聴、フォーカシング、ゲシュタルト療法(エンプティーチェアー)、システムセラピーが主なスキルになります。
また、これらのスキルを駆使するために必要な、その背景となる理論も併せて学習します。フロイト、ユングに代表される精神力動論、夢分析、トラウマについて、チャック・スペザーノのビジョン心理学、バート・ヘリンが創始したファミリー・コンステレーション、またその背景にある現象学への理解、トランスパーソナル・サイコセラピィーなど多岐にわたります
システムセラピーでは、バート・ヘリンガーが創始した、ファミリー・コンステレーションをベースに、家族以外の集団のシステム、あるいは個人の内面に複数存在する自己概念=システム化されたプログラムなどを、グループセラピーの現場で、代理人を通して再現し、それに働きかけます。
ファシリテーターによって、これまで認識されてこなかった、家族システムに関わる問題が明るみに出されるのです。それは時として、クライアント自身が受け入れ難いような事柄や、事実すらあります。システムセラピーは、このような本人の意志だけでは困難な状況の改善のために考案されたセラピーです。